座り仕事はおしりの筋肉が固まりやすい
コンディショニングトレーナーのサンテです。
先日、パーソナルトレーニングを行なっているクライアント様から「最近、股関節に違和感があって…整形外科では問題なかったんだけど…」というお声があり、コンディショニングをしながら一緒に原因を探ることにしました。
オフィスでは基本的にPCに向かっていて、立つことはあまり多くなく、外出もそんなに多くない、という方です。朝起きて、会社に着く頃には痛くなっている感じで、会社で座っているとどんどん痛くなる、ということでした。
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リセットコンディショニングをサボっていたら自分に起きたこと
コンディショニングトレーナーのサンテです。
先日、姿勢の話を書いたところですが、一時的にとっている体勢が長時間続くことでも筋肉の状態は変わっていきます。ゴルフをした次の日とか、いつもと違うところにコリハリ感があったりしますよね。仕事でずっと下を向いていたらすごく肩が凝ったとかも同じです。
先日、3日間の講習を受けてきたのですが、この3日間は床に長時間座った状態で話を聞いていました。横ずわりだったりあぐらをかいたりしてメモを取っていました。
講習終了の翌日、股関節に違和感が出たんです。歩くと骨盤の外側に痛みがある状態です。これは3日間の姿勢の影響だろうとはすぐわかったんですが、そこからが問題。
最初は変わった筋肉痛なのかなと思って放置していたら、どんどん痛みが増してきて、歩き方に左右差が出るほどになってしまいました。痛いと感じる箇所も骨盤の背中側上部になってきて、ちょっと自分ではどうしたらいいかわからなくなり、カイロプラクティックで診てもらいました。調子が悪いときにいつもお世話になっている先生です。
先生曰く、怪我とまではいかないけど、お尻の外側(中臀筋)が硬くなって(柔軟性が減って)いて、神経を圧迫しているのだろうということでした。
これ、怖いですよね。
たった3日間ですよ。たった3日間の体勢で、歩き方に影響が出るくらいのことが起きちゃう。コンディショニングトレーナーとして、この3日間、自分のリセットコンディショニングをサボっていたことを反省しました。。。
カイロの先生に少し助けてもらったおかげでだいぶ改善はしたものの、まだ痛みが残るので、今度は状況にあったリセットコンディショニングを考えながら実行したところ、痛みが減ってきました。お尻の辺りを触ると、筋肉の弾力が取り戻されてくるのが実感できます。最初からこれをやっておけば。。。と反省しきりです。
リセットコンディショニングは手軽にいつでもどこでもできるので、そのありがたみも身をもって知りました。
今回自分が行ったリセットコンディショニングは、「ヒップボーンターン」と「クルクル」を応用させたものです。「ヒップボーンターン」と「クルクル」は、「コアトレ スタートブック」に載っています。この「コアトレ スタートブック」は図も多く、概念的に分かりやすくてオススメです。
体幹を鍛える コアトレ スタートブック (GAKKEN SPORTS BOOKS)
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「姿勢」ができるまで
コンディショニングトレーナーのサンテです。
筋肉について勉強を始めて、たくさん気づいたことの中のひとつに、「姿勢」ってどうやってなるんだろう?ということがありました。猫背とかO脚とか、「言葉」は知っていても、その定義や原因については考えたこともありませんでした。
勉強して知ったのは、病気などの理由でないなら、姿勢は「身体の使い方のクセ」であるということです。
長時間下向きでいた後(ずっとスマフォの画面を見ているとか)、首が痛くなることがあると思うんですが、普通はそこで「あー肩まわりが凝った」と感じるだけなのではないでしょうか。
この「凝った」というのは身体からのサインです。
「肩凝った」を放置すると
身体からのサインに対応せずに放置すると、身体の方が「いつも下を向くんだから、その形にしておこう」と状態に合わせてしまうようになります。
これが連続していくことで、「身体の使い方のクセ」が誕生します。
スマフォの例で言うと、
いつも下を向いている→
頭が前に出てくる→
腕も前に出てくる、
と繋がってきて、
スマフォを見ていないとき(例えば信号待ちで普通に立っているとき)でも、
頭が前に出て、肘から先が曲がって前に出る、
みたいな姿勢を自然と取っていたりします。
言い換えると、姿勢は「結果的に出てきたもの」とも言えますね。
人間の身体はエコなんですかね。面倒くさがりというか。
不調がなくて気にならない場合は問題ないです(頭が前に出ている状態が、見た目はかっこよくないけど肩こりもないし、自分的にどうでもいいならスルーしていい、ということです)が、どうにかしたいという場合は、まず、ご自身に敏感になることです。
肩まわりが凝ってきた、と感じたということは、それは「肩まわりで同じ姿勢が続いているよ」というサイン。立ち上がってトイレに行ってくるとか、お茶でも買ってくるとか、「とりあえず」違う姿勢になってみましょう。
不調のサイン → とりあえず違う姿勢 というのが大事です。また、サインを感じ取ろうとしているうちに、ご自身の状態に敏感になっていきます。
仰向けに寝たときの本来の身体は?
コンディショニングトレーナーのサンテです。
力を抜くのは難しい、というエントリを書きました。大人になると、勝手に力が入ったままになることが多いようです。
寝たままでも力ってはいったままだったりするんですよね。つまり寝ても疲れが取りきれない人は、寝ても力が入っている可能性もあります。
試しに、床に仰向けに寝てみましょう。立つのはと違って重力から解放されているので、全部脱力できたら左右均等に背骨近くまでべったり床につくはずですね?
背骨で分けたとき、右半身か左半身か、どちらかがたくさんついた状態の方もいるのではないでしょうか。腰がたくさん浮く方もいるでしょう。なかなか床に寝る機会はないので案外気付きにくいと思いますが、背中からお尻までべったりつく状態にない、ということは、起きているときの身体の使い方のクセが、そのまま寝ても残っている、ということなんです。
人間の身体は、寝ると疲れが取れるようにできていて、同様に、寝ると身体の使い方のクセもリセットされる、のですが、「クセ>リセットできる量」の場合は、そのまま蓄積されていきます。つまり残りっぱなしになるのです。。。
クセを残りっぱなしにしないために、寝る前に「使った身体のお片づけ」をするといいですね。
力はもっと抜けます
コンディショニングトレーナーのサンテです。
先日は、ハーフポールの上で、のんびりと呼吸することをお勧めしました。首の下にタオルを入れるとさらにリラックスできます。
タオルで首を安定させてハーフポールの上に乗っていると、気持ちよくてそのまま眠くなっちゃう。。。そのくらい脱力できると最高ですが、最初からそこまでできる人はあまりいないようです。
大人になると、案外、完全なる脱力って難しいです。
眠っちゃった赤ちゃんや子供は重たいですよね。大人で、あのくらい脱力できるひとは多くないんじゃないでしょうか。実際、トレーナーにリードされるうちに、クライアントさんは肩が落ちて胸が開き、腕がどんどん床に近づいていったりします。
トレーナーのリードで脱力できるということは、脱力できないわけじゃなくて、脱力の仕方を忘れちゃってる、ということなのです。ポールから降りると、みなさん気持ちいいとおっしゃいますが、それだけポールに乗る前は「勝手に力が入ってた」んですよね。仰向けに寝てるのにね。
じゃあなぜ「勝手に力が入ってる」状態になるんでしょうね? その答えはご自身の体の使い方にあります。これはいわゆる「くせ」なので、自分で気付きにくいものですね。
ハーフポールのススメ
コンディショニングトレーナーのサンテです。
コンディショニングは非常に身近な運動で、特別な道具を用意しなくてもできます。その手軽さがコンディショニングの素晴らしいところですが、それでも、あったら効果が高まる道具がひとつだけあります。かまぼこ型のハーフポールです。
使い方は、まず、縦に2本または3本をつなげて並べます。
次におしりをポールの端に乗せます。
続いて足を骨盤幅に開いて、後手に手をついて、ゆっくりポールの上で仰向けになります(足を骨盤幅にして乗るのは、背骨を中央の高い部分に乗せるためです。こうやって乗ると安定します)。
仰向けになったら、目を閉じてゆっくり呼吸。。。鼻から吸って口から吐きます。だんだん力が抜けてきます。
ハーフポールは、丸い筒型のポールより安定感があって、脱力に適しています。このNCAのストレッチポールは、LPNのストレッチポールよりちょっと長くて、背が高い人でも2本であたままですっぽり入ります。LPNのなら3本用意するとよいです。
肩こりさん、腰痛さん、疲れ気味で自律神経がちょっと安定してないかも。。。って方、最初はこれだけで十分です。ぜひ一度ポールに乗ってみてください。
はじめに
このブログでは、コンディショニングトレーナー「サンテ」が、コンディショニングと体調と体調を自分でケアできるプチトレーニングについて書いていきます。
そもそも、自分が「体調」というものについて考えたのは、2011年の311のときでした。常に肩こりと腰痛を抱えていた自分は、その日の夜もマッサージの予約をいれていました。しかし、あの震災があって、電車も動かず、自宅までなんとか歩いて帰り着きました。あのとき、計画停電とかいろんなことがあって、東京在住といえど、それ以前とは全然違う日常になりましたね。。。
そんな中、マッサージ屋さんに頼りきりだった自分の肉体について、考えるようになりました。この生活を続けたらまずいんじゃないの?なんか自分でケアできる方法はないのかな? そんな中でたどり着いたのが、有吉与志恵先生の「コンディショニング」でした。
私はそれ以前の運動経験がほとんどないのですが、コンディショニングと出会って、少しずつ身体のコアと呼ばれる深層部の筋肉を整えていくうちに、日常姿勢から来るぎっくり腰と肩こり&腰痛から解放されました。そこから、今度はそれをより理解したくなり、さらに伝えられる側にならんとトレーナースクールで勉強し、今に至ります。
私のように、「日常姿勢が原因の肩こり腰痛」をお持ちのかたは、実に多いと思うのです。小さな不調でも、それだけで気持ちよく過ごせないものですよね。肩こり腰痛のせいで本来の快適が遠ざかっているのはもったいないことです。
あなたも、本来の自分を取り戻しませんか?
本来の自分、そしてその先には、1年後のパフォーマンスにがっかりしないですむ、スロウエイジングな自分が手に入ります。