筋肉や動きを知りたい人にオススメの本
*タイトル更新しました
コンディショニングトレーナーのサンテです。
自分は「トレーナーになろう!」と思って生きてきたわけではないので、筋肉の勉強を始めたときに、いろんなことにつまづきました。多くのトレーナーの方なら悩みを持たないようなことかもしれませんが、一般人はこのくらい「人体」について知らないものなのです。知らないというのは、つまり話を聞いて
用語がわからない
ために、まるっきりついていけない、ということです。アルファベットの存在を知らないまま英語で会話される授業に出ちゃったという感じ。
講座の初日、私はメモを取ろうにも、先生が何を言っているのかが全然わかりませんでした。仕方なく、何の意味もない速記の時間となりました。「じょうぜんちょうこつきょく」なんて一般会話に出てきません。これは日本語か?と思いながらひらがなを書きなぐっていましたが、つくづく「読んでおくべきだったのは筋肉本じゃなくて骨格の構造が分かる本だったなー」と思いました。
この後に買った「ぜんぶわかる筋肉・関節の動きとしくみ事典―部位別・動作別にわかりやすくリアルに徹底解説」という本には、本当に助けられました。これを理解した上で講座に臨んでいたらなあ。。。と正直思います。スクール側だってそのくらいってくれてもいいのにさー。
ぜんぶわかる筋肉・関節の動きとしくみ事典―部位別・動作別にわかりやすくリアルに徹底解説
- 作者: 川島敏生,栗山節郎
- 出版社/メーカー: 成美堂出版
- 発売日: 2012/03/23
- メディア: 単行本
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アマゾンで「なか身検索」ができるので見てもらうと分かりますが、骨と関節と動作(肩甲上腕関節では屈曲、伸展、内旋、外旋、内転、外転ができて、それに関係する筋肉がなんであるか)などが図解されていて、本当にわかりやすいです。
さて、私のような「用語がわからない」という次元に来ると、全てが高速で目の前を通り過ぎていきます。意味を理解した上でとったのではないノートなど、なんの役にも立たない、謎の用語の羅列になってしまいます。当時のノートに、「折れる時は首から折れる」とか唐突に書いてあリますが、こんなの、ただ字が汚い文字で埋め尽くされただけのゴミですよ。
*のちに、この内容は「大腿骨頸部骨折」の話だったと判明しましたが
こうならないためには、用語だけでなく、
解剖学に関する基礎知識
もあったらよかった、と思うのです。
この「好きになる解剖学」は、 試験に合格してから見つけた本だったのですが、本当に講座の前に読んでおけばよかったと思います。講座が始まってから読みなおしたら理解も深まっただろうし、今のところ、どんな筋肉本よりも理解に役に立ちました(=私の用途に最適だったという意味で、当時の私には他の筋肉本はレベルが高すぎました)。
この2冊は専門書というよりは一般の人向けの入門書であると思うので、筋肉や解剖学について知識を深めたいトレーナーのタマゴだけでなく、筋肉をきたえたい人や、身体の構造について知っておきたい一般の人にもお勧めできます。
正直、昔の自分のような、 首こり肩こり腰痛に悩む一般人は、ちょっと身体の構造を知ってみるといいといい と思います。知恵がつくだけで、何をすべきかわかるし、マッサージとかで勧められる運動の意味もわかるのです。