ぽっこりおなか、解決できます
コンディショニングトレーナーのサンテです。
先日、グループレッスンで、おなかスペシャル、というレッスンをやりました(私のグループレッスンは、少人数で行うお姉様方中心のクラスです。最年長は75歳)。
おなかにフォーカスしてコンディショニングしてみよう、ということで、おへその周囲をビフォーとアフターでざっくり計測しました。マーキングしたリボンで長さを比べるというものです。
2時間半のレッスンで、全員に変化がありましたが、いちばん少ない方で3センチくらい(女性の指2本分くらい)の減少、一番変化があった方は8センチくらい(女性の手のひら横幅くらい)の減少。
これは運動だけで変わった内容で(内臓脂肪が減ったとかではないですよ、念のため)、 腹部のサイズは、案外簡単に動く かも、ということを知っていただけたらと思います。ご自身のおなかの使い方次第で、ちょっときついスカートやパンツは楽々着られるかもね、ということなのです。
なぜサイズが変わるのか?
おなかの深部にコアと呼ばれる筋肉群があります。狭義のコアと呼ばれるインナーマッスル「横隔膜、腹横筋、骨盤底筋群、多裂筋」がしっかり働く(姿勢を作る筋肉が本来の仕事をする)ようにするだけで、おなかまわりは引き締まります。さらに、外側の動きを作る筋肉も弾力取り戻せば、きゅっとひきしまったウェストになります。
「でもすぐに戻るよね。。。」
そう思うことなかれ。
引き締まった状態が、本来のお身体なんですから。
引き締まっていない状態は、コアの筋肉が働きを忘れている(サボっている)ということです。簡単にこのくらい変わるということは、そのくらいこのコアの筋肉たちは、働きを忘れてサボりやすいのです。
そもそも、筋肉にはそれぞれ役割があります。どこかがサボると、代わりにどこかが働き過ぎることになります。働き過ぎの筋肉がいる、ということは、いずれどこかでそのツケがまわってくる可能性があります。身体の筋肉はつながっていますから、めぐりめぐって身体の不調になることにつながります。肩こりや腰痛、ヒザや股関節の痛みにつながっている方もいます。
不調が出てきたとき、どうしても痛い箇所だけにフォーカスして考えがちですが、痛みの箇所は単なる結果であることも考えましょう。医師の診断で運動を勧められるようなケースでは、ご自身の身体の使い方を見直してみるのがいいと思います。
自分で「おなかがサボっている」とはなかなか意識しづらいものです。そして、それをどうしたらいいのか、もなかなかピンとこないかもしれません。でもそれを動かせるようになるのがコンディショニングです。75歳のクライアント様ができるくらいのもので、むしろスポーツに縁遠い方にこそオススメなのです。スポーツが嫌いな方でも、自由に歩けて生活できる肉体はできるだけ長くキープしたいですよね。
おなかがシュッとひきしまることに興味がある方はもちろん、不調が出にくい身体になるためにも、コンディショニングはお役に立ちます。
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