めざせノンロコモ=スロウエイジングでいこう

Je suis en bonne santé. 「体調がいい」いつもそう言える身体でありたい。

スロウエイジングでいこう

身軽な身体は素晴らしい。自分で整えられたらもっと素晴らしい。
はじめに

ぎっくり腰をやってしまいました(ならない方法を知ってたのに…)

コンディショニングトレーナーのサンテです。

 

さて、新年早々ではありますが、そしてトレーナーにしてはあるまじき、なのですが、ぎっくり腰的なものをやってしまいました。幸いにして、ケガという損傷レベルには至りませんでした。

 

この、ぷちぎっくり腰による痛みという感覚は、トレーナーになってからは初です。
知識がなかった頃は「痛い=安静にすべし」と思い込んでいたので、できるだけ動かないでいたと思いますが、今回はケガレベルではないので、積極的に動いています。筋肉が損傷している箇所以外は、動かすのがポイント。私の場合は脊柱起立筋なので、腰周りのリセットコンディショニングを自分用にアレンジして行っています。トレーナーは自分の身体でいろいろテストするのも必要なので、どの動作はできて、どの動作をするのが痛いのか。なにをしたら楽になるか、なにはできないのか、実験しています。肉体はつらいのですが、いい学びになっています。

 

 

ぎっくり腰をやった方はおわかりになると思いますが、立ったり歩いたりという日常動作がつらいんですよね。ふとした動きでびりっという激痛が走ります。

歩く、起き上がる、前屈をする、ドアを手前に引っ張る、寝返りを打つ、これらすべてが痛いです。痛いのが怖いので、動作のスピードが落ちて、何をするにも時間がかかります。

 

ぎっくり腰は、「きっかけ」で痛みが出るだけで、本来は姿勢の問題です。

自分の場合は、年末年始のパソコン姿勢時で座り姿勢を続けすぎて、背中側に負担をかけすぎたのが原因だと思います。座り時間が長いデスクワークの方が「ぎっくり」するのと同じ原因です。

よくない姿勢で伸ばされ続けた脊柱起立筋、おしりから太ももハムストリングス)の筋肉は弾力が損なわれ、柔軟性がなくなっています。カチカチのお餅みたいなものです。やわらかいお餅はひねってもびよんと伸びてくれますが、カチカチのお餅はひねって伸ばすことができません。

カチカチのお餅状態なのに、柔らかいお餅と勘違いしてうっかりひねろうとしてしまって起きるのがぎっくり腰です。自分の筋肉の状態は見えないし、自分がカチカチのお餅状態になっているなんてなかなか想像できないので、ふとしたはずみで、コキっといってしまうのだと思います。

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やってしまったら仕方ないので、動けるようになったら、動かせる範囲は動かしましょう。
ゆらゆら動かすだけです。
念のため書いておきますが、痛みに耐えてトレーニングするのとは全く違います。あくまでゆらゆら、小さく動かすリセットコンディショニングで、弾力を取り戻していくのです。

寝ている状態なら、コアトレベーシックブック―DVDでマスター!体幹が変わる! (GAKKEN SPORTS BOOKS)の以下のエクササイズがオススメです。

●腰椎クルクル(P.48)
●腰椎トントン(P.48)
●骨盤グルグル(P.60)

 

座りっぱなしで身体を動かさない状態は、ぎっくり腰予備軍です。

予防するには、とにかく同じ姿勢を続けない!これに限ります。

1時間に一度は立ち上がってトイレに行くとかお茶を入れるとか、同じ状態でいつづけなければ、なにをしてもいいのです。

。。。などと論理面はばっちり説明できる自分ですら、うっかりやってしまったのですから、普通の方がぎっくり腰を発症することはあるだろうと思うのです。でも、本当にぎっくり腰はとても痛くてとてもつらいし、回避できるなら回避してほしいので、恥をさらしてこんなエントリーを書いてみました。

 

みなさまにおかれましては、よりよい体調で本年をお過ごしになれますように。