めざせノンロコモ=スロウエイジングでいこう

Je suis en bonne santé. 「体調がいい」いつもそう言える身体でありたい。

スロウエイジングでいこう

身軽な身体は素晴らしい。自分で整えられたらもっと素晴らしい。
はじめに

いすに座っていても脚がしびれる人に

コンディショニングトレーナーのサンテです。

 

クライアント様から、「立つときに太ももの裏に違和感というか、脚が重だるい感じがするんだけど、どうにかする方法はないの?」と聞かれました。この方は、ヒザに痛みがあり、運動を推奨されています。

 

座りすぎて、太ももの裏に不快感が生じる、なんか重だるいとか、しびれるような感じがすることは自分もあります。立って脚を叩きたくなる感じです。

 

実際のところ、正座して足がしびれているようなイメージをしてもらうと近いです。

 

おしりの筋肉の内側には、背骨からつながってくる大きな神経が通っています。すわっているとき、ここは圧迫されている状態ですね。

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おしりの筋肉に弾力があれば、その弾力が神経が圧迫されるのを防いでくれますが、座りっぱなしの生活が長いと、弾力が損なわれてしまいます。重力ってすごいですね。

もともとおしりの筋肉が少ない人は、座りっぱなしだとおしりが痛くなり、ふつうにおしりに肉がある人は、おしりそのものを痛いと感じることよりも、立ったときに初めて「脚が変」と思う傾向が多いようです(サンテ調べ)。これはしびれと同じような現象で、神経が圧迫されて、その先にある脚が動きづらくなっているのではないかなと思いますね。

※もちろん「病気ではない」と医学的に否定されている人の場合です。

 

以前、「座り仕事はおしりの筋肉が固まりやすい」というエントリを書きました。

enbonnesante.hatenablog.com

おしりの筋肉は、座っているときには伸ばされ続けています。伸ばされて弾力が損なわれている筋肉は、コンディショニングで弾力を取り戻してあげると、座った状態が続いてもつらくなりづらくなります。

 

ただ、しびれた脚がすぐ普通に戻らないのと同じで、いったん不快な状態になってしまってから、それをすぐにどうにかするのは難しいです。

自分がクライアント様にしたアドバイスは、「しびれそうかも」と思ったら、とりあえず立っておしりを叩きましょう。そして、お茶でもいれてくるとか、トイレに行くとか、同じ姿勢をとりつづけないようにすることです。

 

 

そして、長時間同じ姿勢でいなければならないときにも「耐えられるおしり」をつくることです。

 

どうやって?

手軽にやれるアクティブコンディショニングのヒップスクイーズは一助になると思います(P.86に詳しい説明があります) 。

コンディショニングスタートブック: 筋肉を整え、本来のカラダを取り戻す!

コンディショニングスタートブック: 筋肉を整え、本来のカラダを取り戻す!

 

  

ただ、上記のクライアント様の場合は、ヒップスクイーズよりも合ったものがありました。トレーナーはクライアント様の筋肉の改善には責任があります。運動が嫌いな人や、時間がない人、その人その人にあうやり方を考えるのがトレーナーの仕事ですから。

 

お身体の使い方で迷うことがあれば、あなたのパーソナルトレーナーが一緒に解決を目指します。